Yahooウィジェット・ソフトウエア対応のテレビが韓国Samsungから販売される！
1月５日、米国Yahoo！は、韓国Samsung Electronics と「Yahoo! Widget Engine」と呼ぶソフトウエアに対応したテレビ製品を発売する予定だと発表した。テレビメーカーがYahoo! Widget Engine対応テレビを販売するのは初めてだという。
Samsungは、Yahoo! Widget Engine対応のテレビ向けウィジェット・サービスを「Internet@TV - Content Service」と呼んでおり、このサービスに対応したテレビを2009年1月8〜11日に米国ラスベガスで開催される「2009 International CES」に出展するらしい。
米国Yahoo!は、ウィジェット開発ソフト「Widget Development Kit」をサード・パーティーに対して提供し、オープンな開発環境を提供するという。いよいよYahooもオープンソース戦略に行って出ることになる訳だ。
当初は、オンライン画像サービス「Flickr」や「Yahoo! Finance」のオンライン・ビジネス情報サイトなどの米国Yahoo!のサービスに対応するウィジェットを扱う模様だが、近いうちには、Google傘下の米YouTube社やeBay、Showtime NetworksなどもYahoo! Widget Engineに対応したウィジェットを提供する予定とのことである。
そもそもYahoo!は、2008年8月に米Intel Corpのデジタル民生機器向けSoC「Intel Media Processor CE 3100」を搭載したテレビにウィジェットを表示する「Widget Channel」ソフトウエア技術をAV機器メーカーやユーザーに対して無料で提供すると発表してしている。
今回の、Samsungによるテレビセット販売計画の発表は、こうした一連の動きを受けたものだろう。
将来、Widget Channelによる広告や電子商取引から収益を得る可能性もあると言われている。
お茶の間のテレビがクラウド時代を先駆けたWebテレビになる日も遠くなさそうだ。
