2008-01-01から1年間の記事一覧

7月以来、日本の電機量販店でもUMPC(Ultra Mobile PC、通称5万円小型PC)の販売が本格化し、ノートブック市場での売上シェアを伸ばしている。

UMPCとは、PC側の機能を落とし、インターネットへの接続に特化したネット端末で、まさにクラウドコンピューティング時代を先取りしたPC端末と言える。価格も量販店で5万円前後で販売されているため通称5万円小型PCとも言われている。 インターネットの向こ…

IBMの次世代事業戦略 -次世代メインフレームと次世代データセンター、クラウドコンピューティングへの取組み

日本IBMでも2008年8月1日、同社晴海事業所内にクラウドコンピューティング環境を提供するための施設「IBM クラウド・コンピューティング・センター@Japan」を開設した。 IBMは、2007年6月の米シリコンバレーをはじめに,アイルランドのダブリン,中国の北…

オープンソース化がICT企業の成長の鍵に?

21世紀のICT企業の成長の鍵を考えてみた。企業は、テクノロジー開発コスト上昇と製品ライフサイクルの短期化への対応が求められている。その解決策は、ビジネスモデルのオープンソース化なのだろう。 20世紀は日米欧先進国では巨大な研究開発組織が各地で作…

10年後のIT社会インフラのキーワードは、Wikiとクラウド・コンピューティング、メタバース。カギになるのはメタデータ

現在は、ITのビジネスモデルの核がOSからWebに移行する10〜20年に一度の大きな変革点にあると見ている。言い換えれば、Microsoft型からGoogle型ビジネスモデルへ移行点ということになる。10年後のIT社会インフラのキーワードは、1)Wikiと 2)クラウド・コン…

クラウドコンピューティングが10年後のITインフラのデファクト環境か?

次の10年のIT・情報通信・メディア産業を支えるITインフラ技術として見逃せないのがクラウドコンピューティングだ。クラウド(雲)とはインターネットのことを指し、企業ユーザーや個人生活者は、特定のサーバやソフトウェア資源を利用するのではなく、雲の…

iPhoneのビジネスモデルと既存業界へのインパクト

iPhoneのビジネスモデルと既存の通信事業者や端末メーカーへのインパクトについて簡単に整理してみることにした。 7月11日に世界一斉発売されたiPhone3Gは、年内に世界で1000万台販売できると見られているけれども、世界の携帯端末市場1.4億台に対しては1%…

はじめに 〜10年先のICT産業の姿を追いかける!!

変革はiPhoneから 2008年7月11日iPhoneが発売された。新しいモバイルビジネスモデルの始まりを象徴するイベントだった。既存のコンテンツ流通ビジネスモデルへの一石を投じる動きとして注目したい。 一方で、昨年11月にGoogleが携帯電話向けソフト郡「Andoro…