金融経済
失われた20年を改めて実感した2010年 またまた、久々のブログ執筆になる。経済の停滞トレンドから脱せないまま2010年が終わろうとしている。GDPで中国に追い越されて世界第3位に転落した2010年の日本経済の立ち位置を整理しておこうと思う。 内閣府が12月9日…
国家資本主義の足音 またまた久々のブログ更新になってしまった。8月16日付の日経新聞の1面で「官民ファンド創設へ。政府、インフラ投資促進」という記事が踊っていた。官主導で経済資源の最適配分を進めようとする国家資本主義の匂いが途上国ではない成熟国の…
新陳代謝を促せ! 新陳代謝を促せ。1月11日の日経新聞1面のコラム「ニッポン復活の10年」の伊藤元重東大教授の論評だ。日本国内は1992年頃からほぼ一貫して供給過剰で需要が足らない状況が続いている。これだけ長期間にわたって続いているデフレを解消するに…
明けましておめでとうございます! 今日は、小江戸・川越へ七福神廻りををかねて初詣に出かけ、川越大師・喜多院で参拝してきました。 おみくじを引くと、吉。 久しく曇っていた空もようやく晴れ渡り、すっきりする。 心配事もなくなり、願望、後になって叶…
春山昇華氏が書いた「社会主義化するアメリカ」を読んだ。リーマンショック後様変わりした世界経済の先導の主役、その中で埋没する日本のポジションの立ち位置を金融資本市場の視点から捉えなおしておくには参考になる本だと思う。米国経済を代表する自動車…
4月は新年度入りで何かと忙しくてブログを書く時間も少なく、気がついたらGWに入っていた感じだ。どうやら3月までに金融・経済の不況の嵐の最悪期は脱したようだ 4月30日の3月の鉱工業生産指数は前月比+1.6%増と6ヶ月ぶりに前月比改善と報じられた。…
久々に金融ネタを少し。4月16日の日経平均株価は日中9030円の高値を付けたが引け値は8755円で9000円の壁は厚いようだ。私が信頼している春山昇華さんのブログ「おかねのこねた」の4月15日付けのエントリー「投資判断:日本株売却」が目に飛び込んできた。日…
米国政府は、2月27日に最大の金融機関シティグループの保有優先株を普通株に転換することにより36%の大株主になることを発表し、事実上、米国政府管理下で同金融グループの事業の整理が進められることになった。こうしたことから米国の金融不安が再燃し、米…
2月23日、電通より2008年の日本の広告費の統計が発表された。サブプライム危機による年後半の急速な景気悪化で、総広告費は6兆6926億円と前年比▲4.7%の減少になったと言う。 媒体別では、テレビ広告費が1兆9092億円で前年比▲4.4%減少(対総広告費シェアは2…
年初のエントリー「2008年の回顧と2009年の展望」で米国自動車大手ビック3の経営破綻の懸念や日本国内の企業業績のここ1〜2ヶ月での急速な悪化局面に入り、足元も坂道を転げ落ちる5合目あたりを彷徨っている状況だが、ピンチはチャンスだと書いた。そん…
予告があるにも関わらず大地震が起きているときは、悲嘆にくれてしまい、明日を考える余裕がなくなってしまう。特に、日本はそのような傾向が強いような気がする。でもその時に勝機があるのだ!とつくづく思う。年末、書籍・雑誌の片付けをしていたとき、丁…
ICT業界が大きなパラダイムシフトの中にあって,2009年のICT業界は一寸先は闇の状況にあると言っていいだろう。 前回、金融経済市場と米国中心のテクノロジー動向については、色々言及してみた。今回は、日本国内を中心とした2009年の業界トレンンドの妄想を…
明けましておめでとうございます! 早速、近くの不動尊に初詣に行き、おみくじを引いてきました。何と大吉!! よろず細かきことに心を配らず、時の至るのを待てば物事成る。病人長引くも大切に養生すれば、ついに本復する。生死十に八九生きる。暴風下にあ…
変革はiPhoneから 2008年7月11日iPhoneが発売された。新しいモバイルビジネスモデルの始まりを象徴するイベントだった。既存のコンテンツ流通ビジネスモデルへの一石を投じる動きとして注目したい。 一方で、昨年11月にGoogleが携帯電話向けソフト郡「Andoro…