経営戦略

日本の電子情報産業のガラパゴス化からの脱皮を考えてみる。

これまで、クラウドコンピューティングをテーマに10年後のICT社会を予想することをコンセプトに色々書いてきたが、何故、こうしたテーマに拘ってきたか深い理由がある。これまで日本の技術的な強みが活かされてきた電子情報産業が、Googleに代表される米国発…

「Hot Pepper ミラクル・ストーリー」から分かる儲かるネットビジネスの秘訣

元リクルートのホットペッパー事業部長で同誌を4年で売上高約300億円、営業利益約100億円の事業に育て上げた平尾勇司氏が体験談として書いたリクルート式「楽しい事業」の作り方、Hot Pepper 〜ミラクルストーリーを読んだ。そこから分かった儲かるネットビジ…

AmazonがiPhoneより薄い電子書籍リーダー「Kindle 2」を発表した

米Amazon.comは2月9日、電子書籍リーダーの第2弾となる「Amazon Kindle 2」を発表した。同日から予約を受け付け、24日に出荷開始し、価格は前モデルと同じ359ドルとのこと。 但し、厚みは前モデルより薄く、iPhoneより薄い0.91センチになり、重量も前モデル…

コンシューマライゼーションが切り開くクラウドの世界 〜ビジネス向けクラウド展開の行方

私はかねがね事業戦略のプレゼンテーションや講演では、今後、ICT関連企業がICT市場でのソフト・コンテンツサービス市場を開拓していくのならば、現在10兆円のBtoC型の広義のコンテンツ市場(映画、テレビ、新聞、各種情報サービス、ゲームソフト、ネット広…

マイクロソフト、5000人の大リストラでクラウド・サービス企業への転換が加速する模様

マイクロソフトは第二四半期(2008年10〜12月期)の売上高が加減見込みを下回る166億ドルとなり、かつての2桁成長から前年同期比2%成長に急落した。 理由は、低価格PCのネットブックのシェアが上昇し、最新OSのVISTAよりも一世代前のXPが売れるようになっ…

「次世代マーケティングプラットフォーム」を読んで〜今の広告メディアの概念は大きく変わると再認識した

遅まきながら湯川鶴章氏の「次世代マーケティングプラットフォーム」(2008年10月6日発刊)を読んだ。今の広告メディアの概念は大きく変わると再認識した。 もはや次世代の広告市場は、「電通 vs Google」でもなく、ましてやGoogleが独り占めできるプラットフ…

相次ぐM&Aの現実〜日本人飛ばしが始まる

日経ビジネス1月12日号で「相次ぐM&Aの現実〜日本人飛ばしが始まる」という特集記事が掲載された。オープンネットワーク経済化ということとも、どこかで関係してくるような気がするので呟きを書いてみる。ICT業界的にはクラウド・コンピューティングに代表…

人間の心理は弱いものだ

予告があるにも関わらず大地震が起きているときは、悲嘆にくれてしまい、明日を考える余裕がなくなってしまう。特に、日本はそのような傾向が強いような気がする。でもその時に勝機があるのだ!とつくづく思う。年末、書籍・雑誌の片付けをしていたとき、丁…

IBMの次世代事業戦略 -次世代メインフレームと次世代データセンター、クラウドコンピューティングへの取組み

日本IBMでも2008年8月1日、同社晴海事業所内にクラウドコンピューティング環境を提供するための施設「IBM クラウド・コンピューティング・センター@Japan」を開設した。 IBMは、2007年6月の米シリコンバレーをはじめに,アイルランドのダブリン,中国の北…

オープンソース化がICT企業の成長の鍵に?

21世紀のICT企業の成長の鍵を考えてみた。企業は、テクノロジー開発コスト上昇と製品ライフサイクルの短期化への対応が求められている。その解決策は、ビジネスモデルのオープンソース化なのだろう。 20世紀は日米欧先進国では巨大な研究開発組織が各地で作…